いなくなって気付くこと
今日は自分にとって大切な人の命日。
もう一年になってもまだ
彼女が死んだって実感がない。
むしろ彼女が死んだことを認めない自分がいたりする。
今、もし叶うなら
この命引き換えに彼女を生き返らせてほしい
ことある事にそう思いながら過ごした一年。
よく「大事なものは無くして初めて気がつく」
って言われるけど、
彼女が自分より先にいなくなるなんて思ってもみなかった。
そして、自分の中で彼女の存在がこんなにも大きかったんだと痛いほど認識させられたこと。
私は自分でも気付かないうちに心底彼女のことが好きで大事な存在だったんだな・・・って
今頃気付くなんて・・・
俺は・・・やっぱり馬鹿野郎だ・・・
忘れるな・・・
忘れるな
自分がした事を
忘れるな
命を奪った事を
忘れるな
魂を殺した事を
忘れるな
愛しる人の命を奪った事を
忘れるな
愛する人の血で染めた自分の手を
忘れるな
大切な人を救えなかった事を
忘れるな
大事な約束を守れなかった事を
忘れるな
大事なものをなにひとつ守れなかった自分の無力を
忘れるな
自分の罪深さを
忘れるな
永遠に消えない自分の罪を
忘れるな
償っても償いきれない自分の罪を
忘れるな
人間であることを捨てた自分を
忘れるな
人でなくなった自分を
忘れるな
死んでも許されない自分を
忘れるな
忘れるな
忘れるな
自分が永遠の罪人であることを
決して
決して
決して
忘れるな
新盆
去年
君が亡くなった
今年
君の新盆をむかえた
君は今頃
家族のもとに帰ってきているのだろう
明後日には戻らないといけないとしても
その僅かな時間
君がそばにいるって感じられる
この貴重な時を
君も感じてほしいと願う